精神科医・名越康文がゲーム実況 「デトロイト ビカム ヒューマン」解説と視点が面白過ぎる
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『デトロイト ビカム ヒューマン』って知っていますか?
選択することで物語が変わる。
いわゆるルート系のゲームです。
一言で表すと、
「プレイできる映画」です。
ゲームという次元を超えて、
映画の脚本を選択よって作って行くような感覚になる良作の作品です。
アカデミー賞にノミネートされないかと願ってしまうほどの出来です。
作品の概要
『デトロイト』は2038年、人々がアンドロイドに依存して暮らす近未来社会を舞台としたアドベンチャーゲーム。最先端のモーションキャプチャー技術による、CGキャラクターの繊細な心理描写が極めて高く評価されている作品だ。
今回の実況動画について
名越さんと一緒にプレイしたのはそのチャプター1。主人公のコナー(アンドロイド)が、都心のマンションで発生した立てこもり事件を解決すべく、交渉人として現場へ向かう場面である。
プレイ中、名越さんはホンモノの精神科医のスゴみを我々に見せつけるが如く、登場人物たちの心理をズバリと言い当てる名推理を連発していった。その分ゲームの進行に時間がかかってしまった(動画は45分間)のだが…、それだけの価値はある。
ホントにスゴいのでとにかく動画を見てほしい。
【Detroit: Become Human】精神科医・名越康文さんが登場キャラを分析! 驚くほど繊細なアンドロイドの心理が明らかにされていく...![Play with Psychiatrist]
実況している時の名越さんの視点
コナー(主人公)の表情を読み取り、考えていることを的確に読み解いていく。
解説をしてもらう状況は、
「突如アンドロイドによる殺人事件が発生した。
原因はアンドロイドが人間の心を持ったこと(変異体と呼ぶ)により、家族から処分されることに絶望し、孤独にさいなまれ、愛情が恨みに変わり家族を殺害、娘を人質に銃をもってビルの屋上に立てこもることになった」
コナー(主人公)を操作し、被害者の家族の家を捜索し、アンドロイドが変異体になった原因を探り、ビルの屋上に銃をもった変異体を説得する場面を、名越さんとすすめて行きます。
動画の中では、「世界一長いチャプター1」と言われています。
でも、面白いから気にしない。もっと解説してほしいくらいです。
立ち位置で相手の心理を的確に説明しているところ、
普通にスルーしてしまうところです。
視点が面白過ぎる。
実況動画がそのまま教材になる。
これはシリーズ待望です!
名越康文 プロフィール
1960年、奈良県生まれ。精神科医。専門は思春期精神医学、精神療法。近畿大学医学部卒業後、大阪府立中宮病院(現・大阪府立病院機構大阪精神医療センター)にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、99年に同病院を退職。
引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析などさまざまな分野で活躍中。
ここまで引き込まれる実況は中々ないです。
次回エピソードを熱望するコメントもあり、私もその一人です。
この熱量で投稿を続けて、一回物語の最後までやったら普通に教材になると思う。