「お金がない人」が豚肉と麺をたくさん食べるワケ
スポンサードリンク
厚生労働省が毎年調べている「国民健康・栄養調査」は、具体的な食事内容の調査によって食品の摂取量を調べ、その結果から栄養摂取の状況を算出しています。
この「国民健康・栄養調査」では毎回、次の3つの調査が行われています。
「栄養摂取状況調査」
「身体状況調査」(食事の内容や肥満・血圧などの身体状況)
「生活習慣調査」(20歳以上対象で健康・栄養についての実態や意識を調べる)
食生活と経済の関係
「過去1年間に経済的な理由で食物の購入を控えた又は購入できなかった経験は」という設問に対して、
「よくあった」が373人(4.9%)
「ときどきあった」が1078人(14.1%)
両者を合わせた2割弱を生活困窮者(貧乏な人)とします。
貧乏人は麦を食え?
麦製品については、「パン」はやや少ないが、「うどん・中華めん」「パスタ」なども摂取量が平均より多くなっています。
「貧乏な人は穀類を食え」という言葉は十分当てはまっています。
しかし、個別品目別でひときわ目立っているのは全体平均より50%も多く摂取している「即席ラーメン」と、全体平均より23%も低い摂取量「そば」です。
「インスタント麺」「そば」の結果を見るだけで、貧困度が測れてしまうように思います。
タンパク質、ビタミン、鉄・亜鉛が不足している
炭水化物に傾斜し、タンパク質や脂質の少ない構成です。
炭水化物と塩分が相対的に多いという点では、ある意味、昔ながらの日本人の食生活に近いものであるとも言えます。
生活困窮者の栄養摂取量をチェックすると、
「ビタミン系」については、「ビタミンB1」は平均並みであるが、「ビタミンA」や「ビタミンC」は平均より8%ほども少ないこともわかります。
「カルシウム」はけっこう摂取しているが「鉄」や「亜鉛」は平均よりやや少ないようです。
パフォーマンスが不足し、収入に直結する
お金がないに直結するのか?
疲労回復に必要な栄養素が不足しているため万年疲れ切っている。
疲れているので食事を作らず、偏食をする、偏食するがゆえに疲れ、生産性も落ち、いらぬ残業をするようになり、くたびれ、精神的にひっ迫していく。
まさに悪循環に入ることになります。
これが「お金がない人」を生み出すサイクルに入るとデータが証明しています。
食生活で体内環境を変えることがどれだけ自分に返ってくるかということを意識してください。
お金がある人ほど、過食をせず、運動をして、節制に力を注いでいます。
少食にすることで消化にエネルギーを使わず、他のことにエネルギーが使われ、体は疲れにくくなります。運動で心身を健全に保ち、常にいい状態が保たれます。
そういう人ほどお金が寄ってくる体質になります。
しっかり何を食べるかを意識することで「お金がない人」から脱却できる一歩が踏めることになります。
食生活を改善して好循環サイクルを作りましょう!