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メキシコの「ドキュメンタル」見て思った。日本版とメキシコ版の違い

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日本版もメキシコ版もルールは同じ

参加費の自腹100万を握りしめ、参戦するのは松本人志が選出した10人の芸人。

彼らは1つの部屋に集められ、6時間の笑わせ合いを課せられる。3回笑えば脱落、最後まで残った芸人が優勝賞金1100万円を獲得する。

LOL:Last One Laughing』と名義を変えて、メキシコに進出

ただメキシコ版では参加費10万ペソ(日本円で約60万円)だった。

 

金額は日本と比べ低い、メキシコの芸人がリッチではないことが分かる。

調べてわかったことだが、メキシコは日本と比較して芸人の社会的地位がそれほど高くない。

 

肝心のお笑いはどうなのよ

日本版と比べ、見劣りする。

メキシコ版は「勝つこと」こそが全て。日本版と比べて競技性が高い番組に仕上がっていた。

連呼される「カカ!」。番組中50回以上は出てくる言葉だ。日本語に直訳すれば「うんこ!」である。確かに日本版でも下ネタは多い。人を笑わせることを追求すると、下ネタに行き着くのは世界共通らしい。

正直面白くなかった。

メキシコ版は日本版のように一同が笑うといった展開がない。

ふとしたことが自身のツボに入り、笑ってしまう自爆が多い。

ただ、笑うといっても微笑レベルで。

自身が笑っていることにも気づかない。メキシコ版の松本役デルベスに指摘されて、それを知る。

口元が緩む程度、他の参加者も誰が笑ったのかを感知できていない。よって、毎度「今回、笑ったのは……お前だ!」といったやりとりが繰り返される。日本版よりもガチ感が強いので笑う回数も少ない。

エピソード3(34分)に至っては誰も笑わない膠着状態で終了した。

 

日本版は“笑いの会員制クラブ”。売れっ子芸人だけが会員権を持つ。よって、勝つことよりも「場を楽しみたい」「伝説的な笑いを作りたい」といったプライドが表出される。

それで場が盛り上がるが、メキシコ版がある意味ガチ過ぎる!

 

大きな違いはゲームマスターへの”リスペクト”

松本人志の著書『遺書』に書かれた「笑いと悲しみは表裏一体」「未分化な感情にこそ笑いは潜む」といったテーゼに心酔したのが『ドキュメンタル』に参加している芸人。

彼らは松本を心から尊敬している。笑ったペナルティとして松本からカードが渡される際も「すいません」もしくは「ありがとうございます」と頭を下げる。

 

メキシコ版の松本役デルベスは、松本のように崇められるようなリスペクトの対象ではない。司会進行役ただそれだけに映った。

 

環境が違う

シーズン1~7までに出演した芸人は総勢47人。そのうち、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属は37人である。吉本の芸能人育成機関「NSC」出身も多い。それぞれ違ったスタイルを持つが、共通している部分は当然ある。元来『ドキュメンタル』といった番組自体、吉本が所有する劇場の楽屋遊びの延長上にあるものだ。

 

芸人の人数、生存サバイバルの激しさ、年収も違う。そういったことを加味すれば、日本版の方が面白くなって当たり前なんだ。

 

松本人志というゲームマスターがおり、同じお笑いの土台をもった者たちによるチームプレイが日本版には感じる。

メキシコ版は本気で笑わない。勝敗に重点を置いているから、変化がない。

どう思うかはそれぞれだが。