高校からサッカーを始めてレギュラーになる方法
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追記
2019/12/30
2020/3/13
2020/9/25
「高校からサッカーを始めてレギュラーになる方法」は、
私が高校時代に知りたかった内容を書いていきます。
私は、
中学はソフトテニス部
高校はサッカー部
大学はアメフト部
という統一性のなく様々な部活に手を出してきた人です。
高校の時にサッカーを始めようとしたときに、
親からは「高校からは無理だよ、やめときなさい!」と言われました。
上手くなる、レギュラーになれる方法論がしっかりしていれば活躍することはできるのでは?と考え、
サッカー部の全体練習以外に小中組とは別メニューを自分で作って練習しないと、
彼らには勝てないなと高校一年のサッカー部の体験入部のときに思いました。
仮にレギュラーになれなくても、
上手くなるための考え方や方法を残していきます。
高校の時に知りたかった内容を余すところなく書いています。
ご興味のある方は読んでもらえると為になると思います。
- 高校からサッカーを始める君へ
- 高校からサッカーをやって良かったと思ったこと。
- レギュラーになる以前の問題をクリアする
- 高校からサッカーを始めてぶつかる壁
- 高校から始めてレギュラーになる方法
- ポジションを決めると「やるべきこと、やらなくていいこと」が見えてくる。 無難なプレイヤーになれ!
- 見本となる人物 元日本代表DF中澤佑二
- レギュラーになるために
高校からサッカーを始める君へ
一言で言うと「超絶にキツイ」
サッカーは試合を見ればわかるが、とにかく走る。
体力、技術がないと試合では活躍は難しいスポーツ。
ただ「やりたい」と思うだけでは厳しいところはあるが、
やってみる価値はあると思う。
高校からサッカーをやって良かったと思ったこと。
・単純に痩せた
・体力がついた
・高校を卒業してキツイことがあっても合宿の階段ダッシュよりは楽と思えるようになった。
・心地いい疲れで夕方に焼きそばパンを食べながら帰宅するのが至福のときに感じた
・キツイときに踏ん張れる。
・ある程度年がいったときにこの時の頑張りが誇りに思う。
・単純に彼女ができた。痩せて黒くなったので。
以上です。
ここから本題にいきます。
レギュラーになる以前の問題をクリアする
サッカーの強豪校ではない
あくまで「レギュラー」になることにこだわっているから、
学校自体の取捨選択も重要になります。
サッカーの強豪校が大変な理由は、
・競争が激しい
・意識が高い
・狙ったポジションを何百人が狙ている。
高校から始める人はレギュラーになるのは難しい。
0%ではないが補欠がいいところ、
思い出づくりでなるなら結構だがレギュラーは考えないほうがいい。
進学校ではない
進学校で将来を考え、
東大、早稲田、慶応などを狙う場合は部活に費やす時間より、
勉強にあてる時間が大切になる。
人にもよるが部活はそこそこになってしまうだろう。
文武両道はできないことはないが本当に大変。
別に大学は有名ではなくてもいいと決めているのであればある程度勉強をしたら、
3~4流の大学にはいける。
こだわりが無ければ部活におもいっきりエネルギーを注ぐことができる。
もしくは進学校でも関係ない!なんとかしてこの壁を残り超えるのであれば、
関係のない問題ではある。
まず、
この2つの条件をクリアしているものとして話を進めていきます。
高校からサッカーを始めてぶつかる壁
壁その① 体力
高校から始めるということは、
それまでに基礎体力があるのか、ないのかで辛さが変わってくる。
元々陸上やっていたとか、中学校のときにスポーツやっていたのかでスタート地点は変わってくる。
しかし、安心してほしい。
私の後輩であだ名がエビス(エビス顔だから)という男がいた。
彼は全く今まで運動したこともなく、入部してきた強者で、
1年続けて15キロやせて超精悍な顔立ちになって驚いたのを覚えている。
試合では活躍しなかったが。体力がついて顔つきが変わった後輩を何人もみてきている。
活躍する以前に体が変わる!
これは間違いない!
一試合での消費カロリー
サッカーの試合時間は、前半・後半45分ずつの計90分。
もちろんポジションや個人差があり一概には言えませんが、
プロの選手は1試合で約10kmも走る選手もいます。
体重を65kgと仮定した場合、約1000kcal(キロカロリー)ものエネルギーを消費しています。
10kmを90分(1時間30分)で走るためには、
1kmあたり9分00秒のペースが必要です。
1kmは小学校の運動会で使うトラック(リレーで走る場所)を5周分。
どのぐらいキツイ競技か深くわかる話だと思います。
壁その② 経験年数がものをいう世界
もちろん高校から雑草魂でのし上がる人もいるが、
それは2~3%しかいないです。
しかし、方法はある!
下記の一覧を見てほしい。
大まかな例だが、
小学1年生からスタートした人は9年やっており、
中学1年生からスタートした人は3年やっています。
仮にですが、
小学1年生からスタートした人のサッカーに費やした時間
学校が16時に終わるとして、
16時~19時まで練習3時間
月~土の週6日
1ヵ月で72時間
12ヵ月で864時間
小学校6年間で、
5184時間
中学校3年間を足して
合計9年で
7776時間
こういう圧倒的な経験値の差の中に、
高校から飛び込んでいくことを想定してほしい。
驚くと思うがこれが現実です。
中学1年生からスタートした人のサッカーに費やした時間
上記と条件を同じにします。
学校が16時に終わるとして、
16時~19時まで練習3時間
月~土の週6日
1ヵ月で72時間
12ヵ月で864時間
中学校3年間で、
2592時間
高校から始めた人
スポーツしていなければ0時間
他の部活をしていたら別の面で引き継げると思う。0~?時間
条件をまとめると・・・
小学1年生からスタートした人 9年で7776時間
中学1年生からスタートした人 3年で2592時間
高校から始めた人 0~?時間
時間的に雲泥の差が出ていることがわかる。
これだけの時間を差を高校だけで埋めることは不可能だ。
でも、
その時間のギャップを乗り越えてなれる方法はある!
前述に、
「高校から雑草魂でのし上がる人もいるが、それは2~3%しかいないです。」と言ったが、
理由としては、
・そもそも高校からサッカー部を選ぶ人がそもそも少ない
・レギュラーを半ばあきらめている、思い出作りとして考えている
・理論や方法論がなく気合と根性でがむしゃらにやろうとする
・花形ポジション(FW,MFなど)を目指すが競争が激しく上がれない
・自分が学年が上がったあと、新しく入ってきた後輩がレギュラーになり簡単に抜かされて屈辱を味わう 人によっては耐えられない!
・レギュラーチーム、補欠チーム、その他のチームでつるむ人達が固定され練習相手の格差が広がる(うまいやつと練習した方が上達は早い)
※学校によって違うと思うがAチーム、Bチームなど人は選別される。
雑草魂とは、
困難な条件になっても、それでも自分を鼓舞して戦い続けることのできる人のことを言う!
もし、サッカーエリートの人なら、後輩に抜かれたり活躍の場を与えられない環境を耐えられずに挫折をするだろう。
この環境を苦を感じないで努力できる人が高校を終えて他の世界に飛び込んだときに苦痛は感じにくくなる。
なぜか?また高校の時のように淡々と目標を決めて努力していけばいいと思えるから。
何度も言うが、
ここまでスポットライトを当たらず、後輩に抜かれる、屈辱の味になれている。
そして、そこからのし上がる精神力を借り備えた人になったら、心は強くなる!
どこでも腐らずに努力し続けて成功する人間になるだろう。
上記の理由で2~3パーセントと言っています。
やり方によっては無理なことはないのです。
壁その③ ボールと友達になれない
サッカー漫画のキャプテン翼でのワンシーンで、
「ボールは友達怖くないよ」というセリフがあるが、
高校から始めた人にとってはボールは友達ではない。
前述で記載した通り
小学1年生からスタートした人 9年で7776時間
中学1年生からスタートした人 3年で2592時間
高校から始めた人 0~?時間
小学校から始めた人は「ボールは友達になれる」
中学校から始めた人は「ボールは知り合い」
高校から始めた人は「ボールは先生」
高校から始めた人は、
ボールに遊ばれているし、ボールが足元にキレイにキープできない。
小学校組、中学校組が長年ボールを触っているので、
そのボールに対応する感覚を無意識に持っている。
初心者はもしかしたら、
ヘディングしようとしたは顔面にボールが直撃して痛い思いをしたり先生に説教されている気分になる。
ボールを操ることにとてつもなく苦労する。
手厳しい教師のような存在が高校から始めた人の印象だろう。
高校から始めてレギュラーになる方法
目標を決める 選択肢は1拓「ディフェンダー」
レギュラーになるというところから考える
君の目指すポジションは
一択のみ。
フォワード、ミッドフィルダー、ボランチは目指さないでください。
ライバルも多く、憧れのポジション。
ボランチ目指せばいいが、レギュラーになる確率は低い。
そして最終目標は、
3年間で90分出場で活躍することは考えず!
途中交代要員としてベンチに入り、
残り10~15分で主力選手の体力の温存部隊の一員として選ばれること。
それが3年間頑張って目指せるライン。
成長に個人差もあるが、リアルなところを考えるとここが無難ではある!
なぜ君はセンターバックしか選択肢がないのか?
・運動量が最も少ないポジション
・求められる能力が限られている
・周りでそのポジションをメインで狙っている人が少ない
フィールドプレーヤーの中で 最も運動量が少ないポジションはどこなのかというと、 そのチームの戦術や選手の特性にもよりますが、
間違いなくCB(センターバック)の選手だと思います。
ただCBの選手は味方が敵陣深く攻め込んでいる時でも、
カウンターに備えてハーフライン付近で待機しなければなりません。
CBの選手は、長い距離を走る走力よりも、
短い距離のダッシュで相手選手のスピードに負けない、
瞬発力とスプリント能力が何よりも求められます。
スプリント能力とは?
サッカーにおけるスプリント能力とは、
・短い距離を繰り返し走る
・方向転換をしながら走る
試合を想定した話になると、
上記のスプリントのほとんどは、曲線もしくは鋭い角度でのターンを伴って行われる。
例えばフォワードの選手は、鋭い方向変換によって相手ディフェンダーを振り切る能力が必要。
ディフェンダー自身も相手やボールの動きに対して方向転換を伴いながら速く走ることを求められる。
細かい話ですが、
サッカーの試合中のスプリント距離は、1本あたりほとんどが20m以下
ほとんどのスプリントは加速できる時間が短く、
最大スピードに到達することはない。
※最大スピードまでの到達には50~60m必要と言われている。
ここを鍛えるためには、
例としては、
リカバリー(回復)のための25秒間を挟んで7回の全力スプリントを実行する。
練習方法の話にはなりますが、上下、斜めの動きを長さは最大20mで、
それを全力で走る訓練をする。
これは学校によって練習に組み込まれいると思うので、
スプリント能力の向上は絶対だ!
ポジションを決めると「やるべきこと、やらなくていいこと」が見えてくる。 無難なプレイヤーになれ!
土台に体力
その上にフィジカル(瞬発力、スプリント能力も含む)
その上に技術
総合してセンスと言う人もいますし、素質と言い換えることもできます。
3つがないと試合で活躍することは無理です。
もちろんレギュラーになることもできません。
考えてみると、センスや素質という言葉はかなり曖昧なのです。
内訳は体力、フィジカル、技術のパートに分かれており、
何が足りないかを知ることが一番最初になります。
別の部活をやっていたらどれかが鍛えられている可能性があります。
たとえ部活をやっていなくても体力があって、技術がないのか。
フィジカルはないけど、技術があるのか、人により素質のパーラメーターはバラバラです。
自分が何がもともと何が備わっていて、何が足りないのかを
見極めてその穴を埋めていくことが効率的な動きであり、
上達のスピードに繋がります。
ただがむしゃらに練習をやっても意味がないです。
効率良くセンスを磨くために、
指針となる目標とトレーニングを書いていきます。
やるべきこと
■体力部門
90分出場するとなると走る選手では1試合では10キロ走る。
最終目標について語ったが、
初心者では、途中出場がいいところ、
3年間で90分出場で活躍することは考えず!
途中交代要員としてベンチに入り、
残り10~15分で主力選手の体力の温存部隊の一員として選ばれること。
上記の考えて話を進めていきます。
だから時間動ける体を目指せばいいのです。
90分走れる体ではなく、
ディフェンダーとして、他と遜色のない技術を保ち、フィジカルを持ち、
10~15分走り続けられることが目標になる。
これにはボールも練習相手もいらない!
10~15分で約2キロ動いても息切れしない体を作ることを目標にすればいい!
学校のグランド1周は200mなので、5周で1キロなので、
約10周走っても疲れを感じない体になることで自分に体力がついたと考えてもいいです。
慣れたら周回数を増やして体力の増大を考えてほしいが、
今の段階では2キロが楽に動ける体を作ることで練習試合やフットサルで息切れでプレーに集中できないことは少なるなるし、冷静に全体を見れるようになる。
そうなってきてやっと無難なプレイヤーの第一歩を歩んだことになる。
第一目標
グランドを2キロ走って疲れない体
グランド10周で疲れていないあまり、疲れていないのが練習のゴール
第二目標
グランド2キロをスプリント能力(短い距離を走ったり止まったりする動き)試合を想定した動き
グランド10周でスプリント能力(緩急をつけて動くこと)で試合を想定した疲れていない体になるのが練習のゴール
※これはかなりキツい、むしろこれをずっとやることで相当体は鍛えられる。
第三目標
走る距離をを徐々に増やす
内容は上記を自分でアレンジをして取り組む。
※ただやみくもく練習量を増やすのではなく、
「試合にこのぐらいの距離を走り疲れない体になりたいからグランド何周増やそう」というゴールを見据えてそこから逆算をして考えないと意味がない。
そして試合中に時間を見ながらどのぐらいの距離を走ったか、
走る距離を増やすことでどのぐらいの時間を耐えられたのかを試合を通して、
検証、つまり確認することで練習の効果を感じることができる。
頭を使い量を増やすことを忘れないでほしい。
体力とは、
「動き続けられる力」を言う。
この土台がないと次のフィジカル、技術の話に移れない。
■フィジカル部門
当たりに負けない体(体幹、フィジカルを強くすることに力を注ぐ)
フィジカルを言い換えると、「身体能力」です。
※体格の大きさや筋力の強さ、瞬発力・バランス感覚といった身体能力の高さなど、総合的な「体の強さ」体幹を鍛えることで身体能力を高めることを言う。
運動部をやっていた人の体の財産と言えるのがこのフィジカルです。
筋トレや体の可動域の広さ、
身体的に磨き上げたことはこれは日常生活や将来の仕事にも影響を与えます。
まさにポータブルスキル(持ち運べる能力)と言われるものです。
また、ある程度の体力を確保できたら高校3年生までフィジカルを鍛えることに特化していくことでどんなスポーツにもこの力は還元することができます。
あれ?サッカーだけの話ではないのか?と疑問に思いますが、
サッカーをやりながら身に付ければいいと思う人もいるかと思うが、
サッカーだけではフィジカルを上げることはできない。
実際に試合ではボールを触る機会は相当少ないと思っていいい。
ましてやディフェンスで初心者で後半の少ない時間帯にでる君はボールのタッチしたの合計時間は約10秒~30秒あるかないかレベル。
つまり、ボール触る時間より、相手をマークしたり、ボールの取りやすい位置に素早く移動したり、プレッシャーをかけたりと、ボールに触れる時間より別の動きで時間を使って終わってしまいます。
だからボール使う練習より、身体能力を高めることにほぼ3年間使うことで比例して技術の面も底上げすることができるのです。
故に体力を高めてフィジカルを上げることだけに注力をしても結果的にサッカー技術も向上し、レギュラー獲得の近道になります。
■技術部門 ※ボールコントロール術
・トラップ ボールを確実に自分のものにする
・ロングボール クリアするため
・ヘディング クリアするため
・ボールを持ちながら全体を把握する能力
上記のように機能性を高めるためにフィジカル部門を中心に練習をする。
ボールを自分のものにできて全体を把握できるというところまで鍛えられたら十分。
やみくもに練習はしないで目的をもって選択と集中でやり続けて特化した選手になっていくことで、小学校、中学校組みの人達と渡り合えるようになるために確実に最短を行くことができる。
①トラップ練習
ひたすら私がやっていた技術面向上の練習は、
壁にボールをあてて跳ね返ってくるときに回りを見てからボールを1.5秒以内にトラップをして自分のものにする練習をしてました。
※人は気づいて判断して動くまでに2秒かかるので、早い段階でボールを自分のものにできる練習(空中、早い球)などを徹底的に行う。
サッカーの練習というと、
ボールを蹴る練習を考えますが、ディフェンダーとして大切なのは、
「ボールを受ける練習」が超重要!
蹴るという行為は、内から外へ
トラップという行為は、外から内へ
自分に来た予測不可能なボールに対応することが他のポジションもそうだが、
ディフェンダーでは重要!
だから練習仲間に
「適当なボールを投げて、そしてプレッシャーかけにきて!たまにスピンさせたり、空高くボールをあげたりしたボール投げて」と要望を出しました。
困難な状況を意図的に作り出し、短い時間で試合を想定をして訓練をやり続けます。
楽にとれるボールが試合中にはこない、難しいボールを主導権をにぎれる技がないのに活躍はできない!
これは3年間続けていい練習!
②ロングパスの練習
練習が終わったあと同級生の友達と暗くなるまでロングボールを蹴る練習をしました。
ロングパスは、
・敵のボールをクリアする
・攻撃としてのロングパス
2つの意味があります。
1段階目
最初はただ単に遠くに飛ばせればいい!
2段階目
狙った場所にボールを落とせる
※距離や落下地点を狙う
3段階目
強弱で狙った場所にボールを落とせる
※つまり低いスピードボールなのか?
ふわっと浮かせたボールなのか?
それで狙った地点にボールを落とす訓練。
超レベル高いですが、これは試合で超使えます!
守りだけじゃない!と、
この能力で体力やフィジカル次第で他のポジションに転職可能です。
③ヘディング
友達に投げてもらいヘディングで返す、
わざとバウンドさせてヘディングで味方選手にパスをする練習
バウンドして友達と競ってボールを取り合う練習
※試合中でありそうなボールなので苦手克服に役に立ちました。
④ボールをもって回りを見る練習
※このときにプレッシャーをかけてもらう
ボールに慣れていないので下ばかりを見てしまい、周りを把握しないでボールを出してパスミスをしてしまう。
プレッシャー込みで練習することで試合のときにその感覚が役に立ちます。
主に上記をメインで練習をしました。
すごくサッカーらしいことをしている感じがしませんが、
実践では非常に役に立った練習だと感じています。
やらなくていいこと
・リフティング
・ドリブル
・シュート
・他のポジションの練習
なぜやるべきこととやらないことにわけるのか?
それは時間がないので効率を求めているから。
同じレベルで対等にやるためには、何をやらないかを決めて、
必要とされる能力だけに注力しない追いつくことはできない。
全体練習はしょうがないが個人練習では自分のなるべきポジション必要ないことは基本やらない。時間の無駄だから。
実際に先輩で、下手くそな先輩がいたけど、
・基礎体力
・当たりに負けない体
・短距離走(自主練ではメインで)
・トラップ ボールを確実に自分のものにする
・ロングボール クリアするため
・ヘディング クリアするため
が揃っていてレギュラーだった人がいた。
上記以外の項目に関しては上手くはなかった。
今思えばディフェンダーに特化した人だったと思う。
フットサル・練習試合でのポジションは「CB(センターバック)」のみ
サッカーの練習のときに、屋内ではフットサル、屋外では練習試合紅白に分かれて練習する。
そこで格好にアピールするチャンスが出てくる。
そのときには他のポジションに浮気をせずCBのみポジションを買って出る。
職人のようにそこでそのポジションで必要な動きを体に染み込ませるチャンスでもあり、アピールするチャンスでもある。
サッカーは理論も必要だがスポーツの世界は経験がものを言う。やりながら訂正し、身に付けていかないと自分の中に浸透しないという辛さがある。
なので時間の限られた高校からサッカーやる人は浮気をせずポジションを絞り一点集中で真摯に取り組まないといけない。
フットサル・練習試合では「無難なやつになる」
フットサル・練習試合で真っ先にCBのポジションを選んだ君がやるべき仕事は2つだけ。
・ボールをとられない
・プレッシャーをかける
いろんなことを同時にこなすことが、
必要だが気を付けるのはこの2つのみ。
ボールを奪うことに目が行き過ぎると「隙」が生まれてしまう。
CBの仕事はボールを奪うこと、ディフェンダーの仕事はボール奪うことその考えは間違ってはいないけど。
君の立場だとその考え方は少し違う。
忘れていけないのは、
君は高校からサッカーを始めたという非常に弱い立場。
どこまでポテンシャルがあるかどうかはわからないが。
周りはそこまで大きな期待をしていない。
では、そういう君とチームを組むときに味方が思うのは、
「足引っ張らないでくれ」の一言。
上手いプレーやトリッキーはプレー、ボールに無心で突っ込んでいくプレーは求めていない。
そつなくこなして、問題ないような試合運びしてくれたら満足なのだ。
つまり、
味方から「上手くないけど、安定しているな~」と言われる無難な存在になることが第一だ!
「練習試合」についての考え方
そもそも練習試合とは何なのか?
今まで練習してきたことを実践で試す場所。
レギュラーではない人に限って練習試合でやりたいポジションをやる傾向にある!
練習試合は己のエゴを満たす場所ではなく、
レギュラーを想定して自分が目指したポジションつまり役割をどこまでこなすことができるのかを体で試し、感覚を掴む場所である。
ディフェンダーを一択に決めたなら、他ポジションに浮気をせず、
ディフェンダーに特化した練習が間違っていないのか?
そしてどういった練習をここ増やすべきか?再考するしテストする機会でもある。
だから、
自分のエゴが望むポジションではなく、
自分本来のポジショニングを間違えずに選択してほしい。
遊びなら自由だが。
やるべきこと
・基礎体力
・当たりに負けない体
・短距離走(自主練ではメインで)
・トラップ ボールを確実に自分のものにする
・ロングボール クリアするため
・ヘディング クリアするため
前述した「やるべきこと」は安定したプレー、無難な存在になるためには必要な練習なのです。
練習試合、フットサルの試合でCBに絞りポジションをやることでそのポジションをやり続けることでしかわからないことがわかるようになってくる。
むやみやたらに突っ込まない。
全体を見る。
プレッシャーのかけ方。
声を出して他のポジションとサイドバックとのコミュニケーション
ゴールキーパーとのコミュニケーション
気付くことがたくさん出てくる。
ただひたすらそのポジションに身をささげることで見えてくるものがあり、それが財産でもあり、いつしかレギュラーに近付く鍵となる。
だから浮気をせずポジションを絞り、無難な存在になることがいつしか味方から信頼を勝ち取り必要とされる人になることは間違いない。
それはサッカー以外の仕事でも大学にいって他もスポーツやるにも、仕事にやるにもこういうポジションはある。
やり続けることで価値が出てくることに気づいた君は。
仮にレギュラーになれなかったとしても、
努力により得た財産により精神的に強くなっていると思う。
邁進して自分を磨き続けてほしい!
見本となる人物 元日本代表DF中澤佑二
無名時代から這い上がったストイックな挑戦人生
2019年1月8日に引退を表明をした。
彼は決してエリートではない。 埼玉県立三郷工業技術高時代はまったくの無名。プロになることを夢見て、浪人の時期も経験し、ヴェルディ川崎で練習生からプロ契約を勝ち取った中澤は、そこから現役生活が始まった。
引退表明した際の、中澤のコメント
「もがき苦しみ、がむしゃらに掴み取ったプロ生活。来年もF・マリノスで現役を続ける選択肢もありましたが、最後は“中澤佑二”らしく、自分の決断を信じ、1ミリの後悔もなくピッチを去ろうと思います」
雑草魂でのしあがった男のコメントに胸が熱くなる!
中澤の偉業
J1歴代3位となる593試合に出場した中澤は、
日本代表としても歴代6位の通算110キャップを獲得。
DF登録選手では歴代最多となる17ゴールをあげた。
マリノスで長くフィジカルコーチを務めた池田誠剛氏(現サンフレッチェ広島フィジカルコーチ)は、中澤の「すごさ」をこう表現したことがある。
「何もないところから這い上がってきた男なので、他人と同じことをしていたら上へ行けないとわかっている。だから、根気が半端じゃない。辛いことをコツコツと常に続ける。そうさせる気持ちが一番すごい」
ブラジルでセンターバックをストイックに続け、信用を勝ち取ったエピソード
プロになる夢を手繰り寄せるために、一世一代の「賭け」に打って出たこともある。高校卒業直後の1996年春。
3年生の夏休みに1ヵ月だけ留学したことのあるブラジルのアメリカFCの門を再び叩いた。
留学時にヘディングの強さを評価され、監督から「卒業したら来い」とかけられた言葉を頼りに海を渡った。
現地の人からは、
「金儲けをするためにサッカーにお金をかけるな、ブラジルに来るお金があったら他の何かに使えとよく言われました。みんな貧しくて、稼ぐために必死になっていたわけだから、お金をかけて日本から来ることが信じられなかったんでしょうね」
食事として出されるのは肉の焦げついた部分。
試合出場はおろか、練習にもまともに参加させてもらえない。それでも時間を見つけては地元の子どもたちとサッカーボールを介して触れ合い、辞書を片手に抱えながら必死になってポルトガル語を覚えた。 「たまにボールを触らせてもらう練習になってもクリアするだけ。センターバックはクリアさえしていればいい、という感じでしたね。あとは走ってばかりでしたけど、文句ひとつ言わずにひたすら真面目にやっていたら、自然と輪のなかに入れてくれました。頑張る姿勢というのは、どの国でも通用すると思いました」
ビザ更新のために一時帰国していたときに、自身を評価してくれた監督が解任されたことで中澤も解雇の憂き目にあった。
アメリカFCでの賭けは約1年間で終わりを告げたが、その後のサッカー人生を力強く歩んでいくうえで必要な力をそこでもらった。
ただ信じてコツコツを積み上げる
己が信じたことをひたすら、コツコツと積み重ねていく。
マリノスの後輩たちをして「真似ができない」と脱帽させたこともある、サッカーに対して誰よりも真摯で、なおかつストイックな姿勢の原点を突き詰めていけば、ブラジル時代に行き着くと言ってもいいだろう。
レギュラーになるために
簡単にまとめると、
・時間がないため効率を求める考え方が必要
・ポジションを絞る
・絞ったポジションに必要なオリジナルの練習内容を作り練習に励む
・自分に関係のないポジションの練習はやらない
・体力、フィジカル、技術の練習を最終目標から逆算して決める
・見本の選手を見つけ生き方や振る舞いを真似る
そうすることで高校からでもレギュラー獲得は夢ではない。
雑草魂でのし上がってほしい。
ここで培った。忍耐、精進は、高校だけではなく。
人生では困難があったり、解決しなくてはいけないこと、ふんばらないといけないことが訪れます。
そのときにここで培ったものは無駄にはなりません。
レギュラーになれなかったとしても落ち込まず。
努力し耐えた経験は裏切ることはないです。
最終的に財産は内側に培うもの。
外側の財産はいつか失う。
ならば磨いてほしい。
3年間は短く儚い。
だから選択を集中で必要なことだけに特化して頑張ってほしい。
以上です。