脳科学 お金と脳の関係 お金持ち脳がある!?
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世の中には、お金を稼ぐのが上手な人と、そうではない人。
節約してお金を貯めるのがうまい人と、浪費しがちで貯めるのが苦手な人がいます。
最新の脳科学研究の結果から、そのような人の脳には特徴があるとわかってきました。
「積極型のお金持ち」と「消極型のお金持ち」
積極型
積極型の人は、脳の前頭前皮質が発達しているという特徴があります。
前頭前皮質は、計画を立てて実行する、アイデアを生み出す、コミュニケーションするといった、脳の司令塔的な役割を果たす部位です。
リスクが大きい勝負にも果敢に挑戦していく強さがあるので、ときには失敗もする。それでも果敢にチャレンジを続けることで、成功をつかみとる「攻め」のスタイルでお金持ちになっていくタイプです。
消極型
消極型の人が発達しているのが、脳の前帯状皮質です。
この部位は、過去に起こった不快な経験を記憶し、将来の行動を決定する役割を果たしています。
そのため、チャンスを目の前にしても「石橋を叩くだけで渡れない」こともあるのですが、まじめに働いて貯蓄に励み、節約を心がけ、確かな情報をもとに資産運用をするといった「守り」の姿勢で、資産を増やしていくことができるでしょう。
男性ホルモンの分泌量が多い人ほど、大勝負に出る
セロトニンという脳内物質の分泌が少ない人は不安を感じやすく、貯蓄など将来に備えた準備に励む傾向があります。
しかし、セロトニンを分解する酵素・MAOAが活性化しにくく、脳内に多くのセロトニンが残ってしまう人は逆に不安を感じにくく、浪費しがちで貯蓄が苦手だといわれます。
脳に興奮的な作用をもたらすドーパミンが分泌されやすい人は、ハイリスク・ハイリターンの勝負を好む傾向があります。
さらに、脳内でドーパミンの感受性が高い人は「新奇探索性」といって、新しいものに対する好奇心が旺盛で、刺激を求めます。
ロンドンの金融街シティで働く人の唾液を調べたところ、朝にテストステロンという男性ホルモンの濃度が高かった人は、「その日の投資の成績が良かった」という調査結果があります。
テストステロンは脳内でドーパミンの生成や分泌を促し、目標に向かって突き進む行動力を生み出す原動力となったと考えられます。
テストステロンは女性でも濃度が高い人はいますし、筋トレをすると分泌量が増えるという研究もあります。
筋トレをすると、精神的に充実して年収が上がる人がいますが、上記のことが原因になります。
日本人が貯蓄を好むのは、脳の遺伝的要素からくる行動だった?
ドーパミン感受性が高い人は快楽的で、過去にとらわれず、新しいことにチャレンジする「新奇探索性」が強い。
例えば、スペイン系の多い南米アルゼンチンは、過去に何度もデフォルト(国家政府の債務不履行)を経験しながら、そのたびになんとか乗り越えています。
また、移民たちは今までの生活を捨てて新大陸へ渡り、アメリカを世界有数の経済大国に育てました。その背景には、「お金持ち脳」になれる遺伝的要素を持った人が多くいたといえるでしょう。
対照的に、この調査で日本人は、「新奇探索性」の高い人の割合が世界的にみても低いことが明らかになりました。新しいものに挑戦するのが苦手、リスクよりも安定を好むというお金に対する態度にも現れているといえそうです。
お金持ち脳になるには?
脳が働くことの面白さとして、「変化に対応して戦略を変えられる」ことがあります。脳があることによって、世代を経なくても、一つの個体が「こうすればいいかもしれない」と思った時点で戦略を変えられる。もともと遺伝的に適した性質を持っていなくても、学習することで、その場に応じた戦略をとることができるのです。
そのために筋トレや運動をして、テストステロンを高め目的目標に活発になれる状態を作り、相手に感謝をし、ドーパミンを出すようにすることで、いざというときの勝負が強くなりお金持ちの脳に近づきます。
そして脳をクリアにするには1日1食にすべきです。脳をデトックスしない限り計画や物事の判断を正確にできないです。
お金持ちになる前に食生活や運動を取り入れることで自分自身や周りの環境が変わってきます。
ぜひ実践してみてください。