【初心者必見!】プロテインに関する5つの誤解 間違った理解を粉砕!
スポンサードリンク
「プロテイン」と聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?
「自分には一生関係ない。だってマッチョ御用達のものでしょ?」
「なんだか得体が知れないし、飲むのは不安」
「好きなタレントが飲んでいるみたいだけど、ちょっとよくわかんない」
など、一部の限られた人が飲むもの、ちょっと怪しいもの、という印象を持っている方が多いのではないでしょうか。
プロテインは、マッチョたちをはじめトレーニー(筋トレなどに励む人々)から愛飲されてきたものです。
実は、普段はトレーニングをしない、少ししか運動しないという一般人にこそ飲んでもらいたいものなのです。
今回は、皆さんのプロテインにまつわる誤解を正しながら、その理由を解説したいと思います。
危ない「魔法の粉」ではない
プロテインは、大雑把に言ってしまうと「タンパク質が凝縮された粉」です。
例えば、プロテインのなかでもっともメジャーな「ホエイプロテイン」。これは牛乳を原料に作られています。
牛乳のタンパク質成分のうち80%が「カゼイン」、そして残りの20%が「ホエイ」に分類されます。
実はこのホエイ、普段の生活でもちょこちょこと目にかかる存在でもあります。“ヨーグルトをしばらく置いておくと上部にたまる液体”といえばピンと来る人も多いではないでしょうか。
あの液体を「乳清」といいますが、乳清を英訳するとホエイとなるのです。
ホエイプロテインは、乳清を粉末状にしたもの。
これを水や牛乳でシェイクして飲みます。そう、プロテインは「牛乳のタンパク質成分を凝縮したもの」に過ぎないのです。
ホエイプロテインのほかに「ソイプロテイン」や「ピープロテイン」などもありますが、それぞれ大豆とエンドウ豆が原料になっています。
いずれにせよプロテインはなじみのある食品からタンパク質成分を取り出し、手軽に摂取するために開発されたもの。
ということで、得体の知れないものでも、ましてや“魔法の粉”でもありません。
当然、ドーピング剤や非合法的なものでもありません。言ってしまえば、
ただのサプリメントであり、ただの栄養補助食品に過ぎないなのです。
「一般人には必要ない」の嘘
筋肉の成長には、タンパク質が欠かせません。
だからこそ、タンパク質を効率的に摂取できるプロテインがトレーニングに励む人たちから支持されることも頷けますし、マッチョたちが愛してやまないのも納得です。
では、プロテインはマッチョやトレーニーだけが飲むべきなのでしょうか。
答えはノーです。じつは、日本人はそもそも健康な生活をおくるために必要なタンパク質が圧倒的に足りていないのです。
そこで、わたしたちがプロテインを利用しない手はありません。
1日に必要なタンパク質の量は、個人個人によって大きく異なります。
有酸素運動や筋トレなどの運動をしている人は、より多くのタンパク質が必要になり、例えばハードに運動をしている人であれば、「体重1kg当たり2g~3g摂取すべき」と言われています。
デスクワーク中心で運動の習慣がない人でも、「体重1kg当たり1.5g~2g必要」と言われています。
つまり、体重70kgの人であれば、105g~140gが摂取量の目安になるということ。
ご存知のとおり、タンパク質は、肉や魚、卵や豆類、乳製品などに含まれています。サラダチキンで使用される鶏むね肉(皮なし)の栄養価を見てみると、100gあたり約22gのタンパク質が含まれます。
もし、鶏むね肉オンリーで1日に必要なタンパク質(140g)を摂取しようとすれば、約640g食べる必要があります。
300gのステーキでもなかなかのボリュームと感じる人が多いなか、640gと聞いて尻込みしてしまうのではないでしょうか。
タンパク質がかなり多く含まれる鶏むね肉であってもこの量なので、脂質が多い豚肉や牛肉だけで必要なタンパク質を摂取しようと思ったら、さらに多くのボリュームを食べないといけません。
「そんなに食べれない」という感想だけでなく、
「肉を焼くだけでも面倒」とか「炭水化物抜きダイエットをしていてわかったけど、肉や魚って意外と高い」と思う人が多いはず。
そこで役立つのがプロテインなのです。
ビタミンが不足しがちなときにはマルチミネラルなどのサプリメントを摂るように、
不足するタンパク質はプロテインから摂取すればいいのです。
コスパもいいですし、食が細い人でも水や牛乳に溶かして飲むので摂取しやすくなります。
「筋肉のため」だけならず
プロテインから効率に摂取できる、
タンパク質はなにも筋肉のためだけではありません。
ご存知のように、タンパク質は炭水化物や脂質と並ぶ“3大栄養素”と呼ばれています。
細胞の損傷の修復などを行ったり、臓器や皮膚、骨や歯、毛髪や爪など体の材料でもあります。
また、ペプチドホルモンや神経伝達物質を構成したり、免疫機能を高めたり、消化酵素なども構成しています。
タンパク質が不足してしまうと、筋肉量の減少のみならず、肌や髪、爪のトラブル、集中力や思考力の低下が発生してしまうのです。
つまり、体にとってなくてはならないもの。タンパク質が不足すると、トレーニングをしていない一般の人でも、体に不調が現れてしまいます。
こんな大切なのに、意外と疎かにされてしがちなのです。 ここで思い出してください、日本人のタンパク質って十分に足りていましたか?
残念ながら「日本人はタンパク質が不足しがち」というのが通説になっています。
「飲むと太る」という誤解
プロテインに関する都市伝説に「プロテインを飲むと太る」というものがあります。
しかし、プロテインにとって強い誤解と言えるくらい、迷惑な話。
というのも、タンパク質は3大栄養素の中で最も脂肪になりづらい。
つまり太りづらい栄養素だからです。
なぜか。食事=カロリー摂取となりますが、この時、実は消費が行われています。
食事を消化・吸収するためにエネルギーが必要だからです。
これを「食事誘発性熱産生」といいますが、食事後に身体が温かくなったり、別に激辛料理を食べていないのに汗ダラダラになるのはこの「食事誘発性熱産生」によるものです。
そしてタンパク質はこの消費の値が炭水化物や脂質よりも高いのです。
炭水化物(糖質)の場合は約6%、
脂質の場合は約4%のところ、
タンパク質は約30%。
30%を引いて摂取カロリーは7掛けになるわけであり、プロテインは太りやすい説は、いわれのない都市伝説。気にしないことが懸命です。
「でも、プロテインを飲んでたら太ったよ?」という人がいるとすれば、それはそもそも1日に摂取すべきカロリーがオーバーしていただけの可能性が高いです。
例えば、1日に摂取すべきカロリーが2000kcalの人が、普段の食事ですでに2000kcalを超えているのに、そこに追加してプロテインを飲めば当然太ります。
タンパク質(プロテイン)は1gあたり4kcalあるからです。でもこれは、「プロテインのせいで太る」と言えるのでしょうか。
プロテインでなくても、ケーキでもアサイーボウルでも、野菜ジュースを飲んでも太ります。
ようは、他の食事とのバランスの問題。
この手の説を唱える人の話をよくよく聞くと、
「“運動せずに”プロテインを飲みだけで太った」と言う人もいて、やはり単なるカロリーオーバーである可能性大なのです。
また太ったと感じる理由として、単純に筋肉がついたということも考えられます。
しかも、筋肉と脂肪は同じ重量でも体積は1.2倍違ってきます。
なので、脂肪が落ちた代わりに筋肉がついても、実は体重は変わらなかったり、増加していることも。ですが、ダイエットで大事なのは単純な体重よりも、断然見た目。
筋肉がついて体重が増加したことを単純に「太った」と言うのは少々乱暴でしょう。
もはや「不味くない」。むしろ「美味」
「プロテインは太る」説と双璧をなすのが「プロテインは不味い」というイメージ。
特に海外製のプロテインだと「病的に甘い」というイメージもあるでしょう。
たしかに、一昔前には「不味い」ものも多くあったのも事実です。
しかし最近では製造技術の向上や、企業努力、メーカー同士の競争原理が働き、味のクオリティーが格段によくなりました。
ハンバーガーショップのシェイクや若い女性に人気のスムージーをいただく感覚で飲めるぐらい美味しくなっています。
甘い物好きのダイエッターの中には「おやつの代わりにプロテインを飲む」という人もいるくらいです。
味のラインナップも定番のチョコレート味のみならず、バニラ、チョコチップクッキーやストロベリー、フルーツポンチ味など多種多様。それぞれの好みによって選ぶことができます。
まとめ
最近ではドラッグストアでも普通に売っていますし、ネット通販を使っても、容易に、またお得に購入することができます。
ただし、コンビニの店頭に並んでいる「プロテイン配合」を全面に押し出した商品には注意が必要。
たしかにプロテインは配合されているものの、大した量が入っていないことも。
実は隣に売っている低脂肪牛乳のほうが脂質が少なく、高タンパク質だった……なんてケースも。
というわけで、「プロテイン=マッチョのもの」とか「得体の知れないもの」というのはとんだ誤解であることがわかってもらえたと思います。
筋トレに励む人はもちろん、そうじゃない人の体を強くサポートしてくれるプロテインを上手く活用しましょう!
こんな記事を書いてます。
↓