ホーキング博士のメッセージが熱すぎて生きる勇気をもらえる件
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イギリスの宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士が2018年3月14日、永眠しました。
21歳でALS(筋萎縮性側索硬化症)を患い、その後の人生を車椅子の上で過ごし、
難病と向き合いながらも先進的な理論を次々と発表し、宇宙の神秘に挑み続けた生涯でした。
晩年は幹細胞と再生医療の研究にも関心を寄せていた。
車椅子での生活を長く送りながらも、「心の中は自由」と常に前向きな気持ちを持っていたホーキング博士。
そんな彼からの熱いメッセージをここに記します。
人生について
「足元ばかり見てないで、夜空の星を見上げることを忘れないで下さい。自分の仕事を諦めてはいけません。仕事はあなたに意味と目的を与えてくれます。そして人生は仕事がなくては空虚なのです。もし、あなたが幸運に恵まれ、愛する人に出会ったならば、愛はそこにあることを忘れないで、決してそれを投げ捨てないで下さい」
障害について
「あなたが障がい者でも、それはあなたの責任ではありません。しかし、だからといって、世界を呪ったり、人々があなたに情けをかけてくれることを期待してはいけません。ポジティブな態度で、自分が今いる状況を最大限生かすしかないのです。あなたが身体障がい者であるなら、精神まで患う余裕はないのです」
「身体障がい者は、自身の身体的な障がいが問題とならない活動に集中すべきです。……科学は身体障がい者に最適の活動です。なぜなら、科学的活動はほとんどが頭の中で起こるわけですから。もちろん、実験はできませんが、理論的仕事は私たちにとって理想的です。ある種の講義や事務仕事はしないよう助けてもらっていますが、理論物理学の分野では、私の障がいはハンディキャップになりません。とはいえ、私がなんとかやっていけているのは、妻、子ども、同僚、学生からの数え切れないほどのサポートのおかげです」
ブラックホールは鬱病
「このレクチャーのメッセージはこうです。ブラックホールはそう見えるほど黒くはないということです。ブラックホールは皆さんが思うような永遠の刑務所ではありません。ブラックホールに飲み込まれた物は、ブラックホールの外、あるいは別の宇宙へと抜け出すことができるのです。ですから、もし皆さんがブラックホールに落ちたような気分になったとしても、決して諦めないで下さい。出口は必ずあるのです……確かに、苦痛を感じている人は、そう望むならば、自分の人生を終わらせる権利を持つべきかもしれません。しかし、私はそれは大きな間違いだと思うのです。どんなに苦しい人生であろうとも、あなたにはやれることがあり、成功することだってできるのです。命あるところに、希望はあるのです」
初めてALSと診断された時、ホーキング博士は、もう自分の人生に何も期待できないと思ったそうです。
同時にALSを患ったことで、あらゆる喜ばしい瞬間や目的を達成する瞬間が、より実り豊かなものになったとも述懐しています。
現在、ホーキング博士は12の名誉学位を持ち、宇宙論、ビッグバン理論、人生そのものに関するいくつもの偉大な功績を残している。
そして、その多くが車椅子の上で、しゃべることもできない状態で成し遂げられたのだ。それは、ホーキング博士が語るように、決して諦めなかったから成し遂げられたのでしょう。
どんな最悪の状況でも必ず出口はある。そうホーキング博士は身をもって教えてくれています。